意思伝達について

あることに対して詳しく知っているものが、そのことに対して理解度が低い人に対してものごとを伝えるときは、その人がわかるレベルまで概要を広くして伝えなければならない。
詳細に伝えることは、わからない人にとってはわからない言葉や概念が増えるだけで、余計にわからなくなる。

また、逆にあまり詳しくない人が、そのことについて詳しい人に尋ねるときは、詳しい人のほうが、そのことをわかっているから、『当然、自分の言ってることもわかってもらえるだろう』という期待があることも心得ておくべきである。 わかっている人から見ると、わかっていない人からの質問は、その説明じたいが無意識であれ非常に不正確であり、非論理的であり、説明が欠けていたり、単語自体に間違いや、誤解を含んでいる場合があり、何を言っているのがわからないものである。

これを乗り越えるためには

わかっている人は相手のレベルにあわせた回答をこころがけなければならない。
わかってない人は質問のしかたを覚えなければならない。

その前提としてあるのは、双方が相手のことをきちんと知っているということである。 お互いにきちんと相手のことを知っているということは、相手のことを知るということと同時に自分のレベルをもきちんと相手に伝えるということである。 一方通行ではいけないのである。

ただし、長年付き合ってきた友達や同僚ならいざしらず、ほとんど相手のことがわからない状況ではそうもいくまい。 そのためにお互いの価値観の最大公約数として一般的なとか、常識とか、標準があるのである。 つまり相手とのコミュケーションによる相互理解の深さが、意思伝達において、非常に大きな役割を持っているということである。

Posted