聞く耳を持たない--中小企業の抱える問題の本質とは

Type Pを買うという。 如いてはVPN経由で社内にアクセスできるようにしてくれと。

 『お言葉ですが、これは非常に文字が小さく見づらいと思うので、実物をご覧になってから結論を下されたらどうですか?』

 『これはドコモのなんたらでネット接続もできるんだよね?』

 『できますよ』

 『それで社内のグループウェアも見れるよね?』

 『ドコモのうんたらは高いですよね。 それを使わなくてもインターネットに接続できれば見ることはできますよ』

 『たまにメールを見るだけだから』

 『それだったら他のネットブックみたいのものでもよいのではないですか? 実物を見たほうがいいと思いますよ』

 『設定をすれば見れるんだね?』

 『見れますよ』

  

 とある社長との会話なんだが、まったくもって聞く耳を持ってない。
自分の欲しいものがあるとそれだけに目がいってしまって、その弱点に対してのアドバイスは馬の耳に念仏である。
例えば、僕だったら真剣に欲しいものがあるほど反対の意見を必死に聞こうとする。 この手のタイプの人は、一箇所に目がいってしまうと他がまったく見えなくなってしまう。
これが、モノとかだけならいいが、経営に影響を及ぼす社長自信の性格だととしたら大変なことである。 恋する乙女どころの話ではないのである。

  

 中小企業に身をおいて、そこの会社の問題にどっぷりつかっていくと、根っこの問題は、そこのオーナーの性格的な問題に突き当たることが多い。

 少し前に百式さんから、『うちの社長は、なぜああなのか/ 石原 明』という本をいただいた。
ex)【読者応援企画】 「うちの社長は、なぜああなのか」を10名様にプレゼント! - IDEA*IDEA 〜 百式管理人のライフハックブログ 〜
  http://www.ideaxidea.com/archives/2009/02/ishihara_book_present.html

 この本は、問題を抱える中小企業の社長のタイプとして五つのタイプがあるということを、実例をまじえて示し、それをどう改善していけばよいか解説している本なのだが、上の社長の場合だと、この本で紹介されている五つのタイプ
「目先没頭型」
「他者不信型」
「振り回し型」
「振り回され型」
「リスク回避型」
のうちの「目先没頭型」に区分されるだろう。

 実際、こうして目先の利益を追求するあまり、いくつかの事業で撤退を余儀なくされている。
それは、周りから見れば理由は明白であるし、最初の企画段階で反対意見も多くあったのだが、社長が耳をかたむけないために、十分な実行プランや利益コスト計算もせずに実行され、毎回、そうしたことが続くにつれ、誰も何も言わなくなってしまったというのが実態である。

 問題を抱える企業でも、そうなのだが、この五つの性格タイプというのは実際の付き合いの中でも、多く存在すると思う。
例えば自分の同僚であったり、上司であったり、友達であったりしても。
最近読んだ本の中でもなかなか面白い本の部類に入ると思うので、興味がある人は読んでみるとよいかもしれない。

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Posted 11 months ago

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